人間関係を自由自在に操れる 最強のメソッド

コミュニケーションの最強メソッド サイグラムとは?

 サイグラムとは、行動パターン分析学とも言われており、生まれ持った質性を12タイプに分類したものです。分かりやすく言うと、生年月日で分かる性格診断のようなものです。
 決してスピリチュアル的な考えではなく、4,000を超えるサンプリングデータから分析し、その統計データを体系的にまとめたものになります。心理学がベースとなった性格診断ツールです。それぞれの意思決定のプロセスが分かり、普段の対人におけるコミュニケーションをどのようにとっているかが分かるツールです。
 12タイプそれぞれどのようなタイプがあるかというと、まず意思決定傾向を大きく3つのグループに分類します。F(フィーリング・グループ)・A(アクティブ・グループ)・M(マインド・グループ)です。さらに対人対応、人の環境の傾向性を『楽観派』『慎重派』の2つのタイプに分類します。ここまでで、3グループ(F・A・M)×2タイプ(楽観・慎重)で6タイプの枠組みができあがりました。この6タイプの中にさらに2タイプの性格に分類されます。6タイプ×2タイプ=12タイプになります。2タイプの分類は、例えば、A(アクティブ・グループ)で、慎重派タイプと自分が分類されたとします。ここで、M(マインド・グループ)よりのAなのか、M(マインド・グループ)よりのAなのかで分類されるのです。
 以下は、サイグラム12タイプの基本図式になります。

 番号が偶数であれば、慎重派で、奇数は楽観派になります。ちなみに私はA8タイプですのでMよりのAで、慎重派となります。あなたがどこに属しているのか興味があれば一度確認してみてはいかがでしょうか?

3グループの特性の説明

A(アクティブ・グループ)とは

  Aグループにふさわしい言葉は、『頑張り』『実行力』『努力』『有効性』『スピード』『勝負』です。アクティブと言われるだけあって、どりあえずどう動いたよいか?を信条に目の前のことに取り組み始めます。他のグループより意思決定のスピードが速く、待たされたりするのを嫌う傾向にあります。このグループの人が嫌うタイプは行動が遅い人、自分の意見をはっきり言えない人、話が長い人、曖昧な態度をとる人が挙げられます。あくまで『攻め』の姿勢が強く、経営者向きでもあります。

F(フィーリング・グループ)

 Fグループはこれも名前の通り、直感・感覚で意思決定をする傾向があります。『どう感じたか?』が非常に大切で、印象、雰囲気、気持ちなどの感覚的に居心地の良さを感じるかどうかで意思決定をするのです。このグループに適している言葉は『第一印象』『一体感』『楽しさ』『開放感』『居心地』『感性』です。またこのタイプは感受性が強いので、日ごろから細やかな気を遣う傾向があり、自分のことよりも人のことを優占してしまうことがしばしばあります。

M(マインド・グループ)

 Mグループは文字通り、思考タイプです。意思決定の際は熟考し、『どのように考えたらよい回答が見つかるだろうか?』と思考の筋道を描いていくタイプです。このグループに適した言葉は、『思考』『知的好奇心』『冷静さ』『納得』『客観性』『時間』といったものです。納得した目標をいったん設定すると目標に向かって一貫した方針で地道に進んでいける傾向があります。このグループが大事にしていることは、確かな方向の設定でそのためには徹底して情報収集を行なえるのです。考えが確立すると周りに流されることがありませんが、人付き合いは淡泊な方なので、対人対応はクールになりやすいです。感情論や無謀さを嫌う傾向にあります。

2タイプ(慎重派・楽観派)の特徴の説明

慎重派タイプ

 慎重派のタイプは自分の心を覗かれたくない心理が強い傾向にあります。ですので、常に周りを意識した行動を心掛け、神経が繊細で、細かいことによく気が付く。最初は建前の対応をとるが、徐々に本音を出していきます。警戒心が強く、人を信用するまでに時間がかかります。
 堅実な戦略家でものごとを地道にすすめていくのが慎重派です。コミュニケーションにおいては周りの人と一定の距離を保っていく傾向があります。

楽観派タイプ

 周りをあまり気にせず、マイペースですすめるのが楽観派の特徴です。どんなトラブルが起きてもその度に調整していけばいいと考える傾向にあります。そして、最終的には何とかなるだろう精神で切り抜けていく強さがあります。自分のことをオープンにして相手の警戒心を呼び起こさないですが、対人的な注意力が散漫になりやすい傾向もあります。日ごろから他人の言動・態度をあまり意識しない。慎重派の人から見ると神経が図太く見えます。本音で語ることが自分らしいと考えます。気は大きいですが、逆に気が弱い傾向もあります。

 いかがでしたでしょうか?12タイプの特徴についてはまたおって説明させて頂きます。自分がどのタイプか気になれば一度手元にとって確認してみてはいかがでしょうか?それぞれの特性を参考にし、コミュニケーションんの場でも活かしてみましょう。

コメント