ラーメン二郎から学ぶ幸福論

ラーメン二郎から学ぶ幸福論 ラーメン二郎とは?

みなさん、ニンニク入れますか?

で、超有名なラーメン二郎ですが、食したことはありますでしょうか?
行列の絶えないお店で、
一見食べきれなさそうな量のラーメン屋です。
いや、もはやラーメンではなく、二郎という食べ物です。

ラーメン二郎の生みの親である、山田拓美氏が1968年に創業されました。
そして、全国に35店舗も広がり、
どの店舗も行列が並ぶほどのモンスター店になります。

私も無性に食したくなり、衝動に駆られ一心不乱に食す時があります。
30分~1時間ほど待っても食したくなるほどの中毒性があります。

このコロナ渦でも行列が絶えないお店です。

では、いかにして、ここまでの成長を遂げたのでしょうか?
それは創業者である山田拓美氏にあります。

ラーメン二郎から学ぶ幸福論 ラーメン二郎の社訓

ラーメン二郎に社訓があるのはご存じでしょうか?
社訓はこちらになります。

一見、何を言っているのか分からないですよね…( ´艸`)
でも、この社訓6箇条には人生を幸せに生きる為のノウハウが詰まってるんです。

ラーメン二郎から学ぶ幸福論 第1箇条について

ニコニコ貯金ってありますよね。これって何だ!? って思う方もいると思いますが、
日々生活している中で、いいこともあれば悪いこともあります。
楽しく感じられれば、苦しく、不安になることもあります。
でね、苦しく、不安になったり、何か嫌なことがあった時、
当然ニコニコなんかできないですよね?
でもここではそんなマイナスな境地に立たされた時、
次のいいことを思い描けられるかが大切なんです。
次のいいことを思い描き、その未来に対してワクワクできるか、
つまり、ニコニコできるかがその後の未来を決定するんです。
何を言っているのか分からないですよね?(;’∀’)
言い換えると、悪い状況の時にいいことが起きる為の貯金をしていると思えるかどうかです。
そうすると貯めに貯めた『いいこと』が必ず使える時期がくるのです。

『幸運は不運の姿で現れる』のです。
どんな状況でも次のいいことを期待して、ニコニコ貯金をする習慣をつくるというのが、
第一条で謳われています。

ラーメン二郎から学ぶ幸福論 第二箇条について

これは至ってシンプルです。
人の本当の幸せは何でしょうか。生きる目的とは何でしょうか?
それは、誰かの役に立つこと、貢献することです。
誰かの役に立ったり、貢献することで、喜ばれたり、感謝されることに、
人は最も幸せに感じるのです。

第二箇条ついては心理学三大巨匠の1人、アドラーの『嫌われる勇気』も一読されると、
より理解できると思います。

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ラーメン二郎から学ぶ幸福論 第三箇条についてですが、

愛、平和、一体感(Togetherness)とあります。
特に一体感(Togetherness)についてですが、量子力学的な解釈であれば、
地球上にある全ての物質、生物、エネルギー、また宇宙にある物質やエネルギーは、
もともと一つに集約されていたのです。
ビックバンという大爆発により、銀河ができ、エネルギーができ、物質、生物が誕生しました。
宇宙が存在する前は一つだったのが、ビックバンにより私たちは分裂して存在することになったのですが、
私たちは皆、もともとは繋がっているのです。
共感や愛を感じた時に、共感してくれた人、愛を与えてくれた人に、
親しみを感じませんか?何か繋がりを感じませんか?
お互いをしっかり理解した上で、共感し合い、愛の基準で行動すれば、
人とのつながりが強くなるのです。
戦争や紛争もなくなるのです。
まだアフリカを中心に紛争が絶えませんが、
戦争・紛争がなくなる時代が来ると私は信じています。
SNS自体が一体感(Togetherness)の象徴であり、相互理解が深まる機能を果たしています。

ラーメン二郎創業者の山田拓美氏はインターネット時代より前に、
第三箇条を打ち出しています。
本質的な『幸福』を深く理解していたんですね( ゚Д゚)

ラーメン二郎から学ぶ幸福論 第四箇条について、

これもシンプルに『素直さ』ですね。
素直でいることは人生を豊かにする上で絶対条件になります。
でも素直であり続けるのは難しい…

経営の神様、松下幸之助さんは、
毎朝、神社にお参りし、『素直でいられますように』と祈り続けていたとこか。
逆にそこまで意識していないと、素直でい続けるのは大変難しいということですね。
一番素直にならないといけないのは、自分自身ですよ。
自分がやりたいと思ったことを、勝手に無理と決めつけて、あきらめていませんか?
自分の意見ややりたいことを周りの意見に左右されずに、行動できている人は、
真に素直な人だと私は考えています。
自分に正直に生きているということは、量子力学的に考えて、
ゼロポイントフィールドに繋がりやすい状態になっているからです。
ゼロポイントフィールドについては、以下の記事を参照してみてください。https://therealme.site/ryoushirikigaku-zeropointfeeld

自分に素直に生きている人は豊かな人生を歩んでいる人しかいません。
経済的にも余裕がある人です。
そんな方は、毎日が楽しく、また楽しくなるような、ワクワクするような現実を、
引寄せ続けています。

自分に素直に生きることが幸せに生きる大前提です。

ラーメン二郎から学ぶ幸福論 第五箇条について、

私たちは、宇宙と繋がっています。
壮大に聞こえるかもしれませんが、
例えば、米ってどうやってできるているかを考えてみましょう。
田んぼに稲を植えて育てます。 そうなると、田んぼという土地やそれを育てる人がいなければいけません。
また機械がなければ、こほどまでに多くの人に毎日潤沢に供給できませんよね。
トラクターを使うことで、毎日潤沢なお米を供給することができます。
そしてそのトラクターは誰かが技術開発をし、金型を作って製作しています。
さらに、そのトラクターの材料となる鉄、銅、アルミといった金属から、
ガラスを作るための石英に至るまで、全て中国、オーストリア、アフリカといった
国外から輸入されたものです。
ということは、それらを採掘している人たちがいて、それらを運んで日本まで持ってくる人がいるということになります。
そしたら、船が必要になりますよね?
造船業の人たちもそこに関わってきます。運送会社もそうです。
そして、トラクターや船も軽油で動いています。中東、アメリカで採掘されたので、
それにかかわる人たちも必要です。
そもそもガソリンや軽油は化石燃料ですから、かつての生物です。
ということは地球上に生物が誕生して数十億年にわたり連綿と繋がってきた生命の、
営みがなかえればいけません。
でも、これらを揃えたところで、米はできません。
太陽が必要です。ここでやっと宇宙に出ましたね。
でも太陽だけでも稲は枯れてしまいます。水が必要です。太陽と水が存分にあれば、
米ができるかというとそうでもありません。
二酸化炭素が必要です。動物が呼吸することによってつくり出されいますから、
我々の呼吸ですら、なければ稲はできないということになります。
基本的に米の材料は炭素、水素、酵素になります。
そして、米は食料として人間が食べて、生きるエネルギーに変えられます。
つまり、炭素・水素・酵素は人間を作っていることになります。
人間を動かしている部品ともいえるでしょう。
では、これらの部品(原子)はどこから来たのかご存じでしょうか?
それは太陽のような自ら光る星、恒星が自らの命の最後に超新星爆発(ビックバン)を起こし、
宇宙全体に散らばったものが集まってできました。
つまり、私たちは全て星からできているということです。

どうですか、私たちは宇宙と繋がっていることを理解できましたでしょうか?
山田拓美氏がここまで宇宙との繋がりを理解していたかは分かりません。
でも感覚的に宇宙の環境変化と今私達が暮らしている生活状況に影響を与えられていると感じていたのでしょう。

宇宙の繋がりを理解したところで、何を伝えたかったか、
それは変化に抗うことなく変化の流れに身を任せようということです。
宇宙の変化に対して、一個人がどうにかできるというと何もできませんよね?
宇宙の変化に適応しながら、生き抜いていくことが幸せな生き方に繋がるのです。
抗ったとて、ただ辛いだけなのです。
大きな変化に対しては宇宙の流れに身を任せる。

ラーメン二郎から学ぶ幸福論 第六箇条について、

ニンニク入れますか? ラーメン二郎の代名詞です。
これに何の意味があるのか!? 一見お好みを聞いてるだけと思うかもしれませんが、
実はニンニクって仏教用語であることをご存じでしょうか?
ニンニクを仏語で書くと、『忍辱』(ニンニク)と書きます。
意味は『侮辱や苦しみに耐え忍び、心を動かさないこと。』とあります。

相手の誹謗中傷、批判に対して、反応せず自分軸を貫き通すこと。
自分に素直に生きるところに通じるところがあります。

ネット社会の現代において、一歩間違えれば炎上し、誹謗中傷の的になります。
その渦中になられる方の気持ちは計り知れませんね…
ただそれでも自分軸で生きることに覚悟を決め、自分を信じることに本当の自信が生まれます。

相手の否定的な反応に動揺せず、感情をコントロールできる主体性を持つことの大切さを、
ここでは説いているのです。

ラーメン二郎から学ぶ幸福論 まとめ

いかがだったでしょうか?
一見、訳の分からない社訓が、本当は深い意味があったのです。
ラーメン二郎の経営をもっとより知りたいという方は、以下の書籍も合わせて一読頂けるといいかと思います。

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感想(0件)

宇宙論と壮大な話まで及びましたが、
ただ、創業者である山田拓美氏の生き方を見ると、分かります。
学生たちが安くておいしくて、お腹いっぱいになるらーめんを食べさせたいという思い。
そして、自分自身もラーメンが大好きで、ラーメンを作り続けてきたのです。
そこには人への貢献と、愛を軸とした行動があります。
なにより、自分自身がラーメン好きというところが、自分に素直に生きているんです。
スープの出来は日によって異なるのはどのラーメン屋もそうです。
ただ、良し悪しに一喜一憂せず、黙々と続けてきた。試行錯誤を重ね、
流れに身を任せて、自然体にラーメンとお客さんに向き合ってきたのでしょう。

そうして、弟子たちが集まり、その想いを受け継いだお店が、
全国に35店舗まで展開されるまでに成長したのだと考えています。

あなたも山田拓美氏のように生きて、
幸福で、豊かな人生を歩んでみませんか?

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